ウォーターテーマパーク、温泉、新鮮な魚 私が生まれ育ったいわき湯本の魅力
東京での生活も気付けばもう17年になりましたが、今でも自分の故郷を愛して止まない男、吉田です。今回はそんな私の故郷、福島県いわき市(主に湯本という地元町)についてご紹介したいと思います。
今でも記憶に新しい東日本大震災での被害も大きく、皆さんもいわき市という名前は聞いた事あるんじゃないでしょうか?震災当時の津波被害も然ることながら、原発問題、風評被害と暗い話題で注目を集めることが多くなってしまいましたが、今回は「魅力」にスポットを当ててお伝えします!
いわきと言えばこれ! 映画「フラガール」の舞台、温泉テーマパーク!
実際に行かれた方やCMを見た方、ひいき目抜きにしても認知度は結構高いんじゃないかと勝手に思っていますが、いわきと言えば「スパリゾートハワイアンズ」。蒼井優さん主演で2006年に公開された映画「フラガール」の舞台になった場所です。※自分のマイベストムービーです!
豊富な温泉資源を活かし、巨大なウォータースライダーがあるプールや、水着で入れる温泉、ゴルフ、宿泊施設を兼ね備えた、大人から子供まで楽しめるテーマパークです。なんと、宿泊客は東京から無料の送迎バスも出ていて、気軽に・リーズナブルに楽しめます!元々はこの町は炭鉱の町で、多くの人が炭鉱で働いていましたが、戦後の技術革新によって資源が石炭から石油へと移り変わったことにより町全体で4400人の人が職を失ったと言われています。そうした不況を乗り越えるべく、資源を有効活用する形で立ち上げた新規事業がこのハワイアンズです。地元の人間にとっては、まさに希望の光とも言える場所なんです。
ウォータースライダーで一日中遊んで、フラダンスショー・ファイヤーダンスショーを観て、夜は温泉を楽しみながらおいしい料理とお酒に舌鼓を打つ……。はっきり言って最高です。
温泉の自動販売機!? 自宅でも温泉を楽しめてしまう町
ハワイアンズ内にはいくつかの温泉施設がありますが、一番のお勧めは「与市」です。世界最大面積の温泉となっていて、夜になると湯煙に包まれながら満点の星空を仰げるあの雰囲気はまさに極楽。またこのエリアには美味しいお蕎麦屋さんがあり、私も毎年必ず家族で訪れます。
そしてハワイアンズだけに留まらず、湯本駅周辺には温泉施設や旅館が充実しています。まず、駅構内と駅前にはみんなが無料で利用できる足湯があります。そしてなんと温泉の自動販売機まであるんです!源泉を買って自宅で温泉を楽しむなんて事もできますし、そもそも自宅のお風呂は温泉、なんて家庭もあります。昔はそんな環境が当たり前だったので特にありがたみを感じる事なんてなかったですが、大人になってみて(ちゃんと大人になれているかどうかは別として。笑)、なんとありがたいことなんだと。声を大にして誇りたいぐらいです。
新鮮な刺身が東京の半額以下!?
そしていわきは漁港の町でもあります。自分は無類のかつお好きなんですが、小さいころからお刺身で育ってきたといっても過言ではないぐらい、新鮮な魚がたくさん食べれます。そしてなんといっても安い!写真は実家に帰った際に必ず買いに行く魚屋さんで購入した刺盛ですが、そもそも東京ではこんなボリュームのお刺身を買う事すら難しいのに、その値段も半分以下(感覚的には3分の1ぐらい!)で食べれてしまうというぐらい、食の魅力も溢れる場所です。街に繰り出し、地元のお寿司屋さんや海鮮居酒屋で楽しむも良し、魚屋さんでお刺身とお酒を買って楽しむも良し。私のような呑兵衛にとっては尚更おすすめの町です。
これだけでは伝えきれないほどの魅力が詰まった我が故郷。炭鉱もあり漁港もあり、色んな文化がぶつかり合ってきた場所です。基本的にはシャイで口数は少ない気質(地元民同志は早口で常に喧嘩していると勘違いされますが。笑)ですが、芯があって心優しい人に溢れています。是非機会があれば、みなさんもこの地を訪れ、町の息吹を感じてきてくれたら嬉しいなぁ。