みなさん こんにちは!
先月末にB Balloon 第四弾 福島工場見学ツアーが行われました!梅雨明けが観測史上初の6月中というなか、ファッション業界の技術職に関わる方たちと我々スタッフがマイクロバスを貸し切ってのバスツアーです。
今回訪問する先は、1997 年創業のコレクションブランドを手掛ける縫製工場 有限会社エムドゥー・コム、コレクションブランドの縫製を手掛ける縫製メーカーです。昔から東北地方は細かい仕事を得意とする縫製工場が多く、布帛を中心に品質が高く手が良い工場が多く集まっている産地になります。
到着して直ぐに簡単な自己紹介をして工場内の見学。
本縫いミシン、オーバーロックミシンなど、特殊ミシン含む約100台のミシンを保有していて興味津々食い入るようにミシンをのぞき込む参加者たち。
保有しているミシンメーカー
・Pfaff: 1868創業 ドイツミシンメーカー
・Brother:1908創業 プリンター・スキャナー等も展開するメーカー
・Pegasus:1914創業 大阪に本社を置く工業用ミシンメーカー
・JUKI:1938創業 工業用ミシンシェアNO.1
ミシンが日本来て約150年の歴史がありますが、その時代から現在まで多くの開発がされているそうです。しかし、基本的にはモーターとバッテリーが進化したぐらいで縫製する技術面の進化はさほどなく当時とあまり変わっていないそうです。
他の産業では自動化され効率が良くなった仕事もありますが、縫製ではまだ自動化が難しいところが沢山あり、特に生地を掴むことがミシン行程を自動化する上での課題だということでした。デニムのように厚地や合繊のような薄い生地と掴む加減が人間の指先の感覚までにするには大変難しいようです。
40・50分の工場内見学後は、大きなテーブルを囲んで参加され方たちと工場長とのディスカッション。
生産現場にはたくさんの情報と製品企画のきっかけとなるヒントがあるとあっていろいろな質問が飛び交いました。
代表取締役の宮川さん
子供のころからの機械好きが高じて今でも、工場内にあるミシンはすべてご自信でメインテナンスをされています。
最後は全員で記念撮影。3時間の短い滞在時間でしたが、ディスカッションあり、工業用ミシンに触れることができた大変濃い時間を過ごすことが出来ました。
国内には優れた工場がまだまだ数多くありますが、これからもファッション業界で働く方々を繋げる企画を続けていければと思います!